お散歩日和の日曜日、新宿へデモへ行ってきました。題して
#AbeOut0120
既存の政党や市民運動とは関係ない、国会前や自民党前抗議でおなじみの有志の呼びかけです。主旨は『安倍辞めろ』の1点のみ。新宿中央公園に集まったのは約450人。金曜官邸前抗議、エキタスや未来公共の抗議で見かける人たちも多い。個人参加の井出英策慶應大教授も見かけました(偉い)。
今日も来た来た西新宿#AbeOut0120 pic.twitter.com/S9k6SXKPag
— 特別な1日 (@giornata34) 2019年1月20日
当日はセンター前試験の日、近くの工学院大学があるので最初はプラカードも掲げずサイレントで出発。
センター試験があるので大学の周りはサイレント😄#AbeOut0120 pic.twitter.com/tEWz4KDDZz
— 特別な1日 (@giornata34) 2019年1月20日
大学から充分離れてから、コールが始まりました。コールは『安倍辞めろ』一点のみ(笑)。シンプルな怒声・罵声が日曜日の新宿にこだまします(笑)。沿道の人たちは目を丸くしていた(笑)。デモの隊列は3~400メートルくらいになったので、参加者は発表の450人より多く感じました。
●抗議風景。『安倍辞めろ 安倍辞めろ 安倍辞めろ 安倍辞めろ』
始まった😄
— 特別な1日 (@giornata34) 2019年1月20日
安倍はやめろ!#ABEOUT0120 pic.twitter.com/9FJ560Pjfk
安倍やめろ
— 特別な1日 (@giornata34) 2019年1月20日
安倍やめろ
安倍やめろ#AbeOut0120 pic.twitter.com/fhm2M1Nfen
安倍やめろ
— 特別な1日 (@giornata34) 2019年1月20日
安倍やめろ
安倍やめろ
安倍やめろ#AbeOut0120 pic.twitter.com/f7gFcNeXnp
あくまでも😄
— 特別な1日 (@giornata34) 2019年1月20日
安倍やめろ
安倍やめろ#AbeOut0120 pic.twitter.com/IJ1w0rEhoK
安倍は辞めろ❗️の連打コール📣
— Siam Cat_036 (@SiamCat3) 2019年1月20日
詰まる所、安倍は辞めろ❗️ということです📣
#AbeOut0120 pic.twitter.com/cJgvyvkfIo
冬空の下、1時間弱の気持ちが良いお散歩でした。嘘つきが総理大臣やってるなんて、ふざけんなよ。昨日は大阪、札幌他でも同趣旨の抗議が行われました。主催も言ってましたが、これからこの動きが全国に広まっていくでしょう、きっと。
【怒りの可視化】 #AbeOut0120 デモ - 2019.1.20 新宿 https://t.co/rWamflILrQ @YouTubeより
— mksptqc (@StrongProtestMK) 2019年1月20日
いや、本当みんなカッコいい。参加者が主役にしたかったから大成功。
改めまして。
— mksptqc (@StrongProtestMK) 2019年1月20日
いつも僕らをノせてくれるタイコの皆様
最高にカッコいいゲーフラ作ってくれたアンティファな若者
それぞれに気持ちを込めてくれたプラカードを用意してくれた皆様
最後までハードにコールしてくれた皆様
撮影で拡散してくれた皆様
本当にありがとうございました。#AbeOut0120 pic.twitter.com/VdMt0xPiX1
●札幌と那智勝浦
#Sapporo contra el fascismo#0120AbeOut札幌 #Japon @cracjp @crac_kawasaki @cracyok @crac_north @crac_west @antifa_osk @sakeuchi317 @Anti_Discrimina @crac758 pic.twitter.com/rnZPmRYLhH
— Sare Antifaxista (@Antifaxismoa) 2019年1月20日
ということで、新宿で映画『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング 』
ifeelpretty.jp
太ったルックスで自分に自信がなく消極的な性格のレネー(エイミー・シューマー)は大手ファッション企業の地下室にある窓際部門で働いている。彼氏もおらず、周りには奇妙なおやじだけ。何の愉しみもなく、やさぐれた女友達と飲んだくれる日々を過ごしている。ある日 ダイエットのためにでかけたジムで頭を打って意識を失ってしまう。ところが目覚めた彼女は自分が美人に変身したと思いこみ、前向きな性格に変わっていた。
今年の正月映画でボクが楽しみにしていたのはこの映画だけです。主演のエイミー・シューマーはボクの大好きなジャド・アパトーの映画『エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方』で主演、ゴールデングローブ主演女優賞にノミネートされた、アメリカで大人気のコメディアンです。
spyboy.hatenablog.com
この人はタイム誌の『世界で最も影響力のある100人』に選ばれたり、VOGUE誌やVANITY FAIR誌の表紙を飾るほどですが、芸風は露骨な下ネタの嵐なんですよね(笑)。
日本ではこの人の姿はエンタメより、ニュース・フィルムで見かける方が多い。大スターにも関わらず、#MeToo運動や反トランプの集会などに積極的に参加しているからです。しかも、おでぶちゃんだから目立ちます(笑)。
●ワシントンのwomen's marchでの彼女。
●LAで銃規制のスピーチに立つ彼女。
昨年10月にはセクハラ歴のある最高裁判事の就任に抗議、国会議事堂の中に入り込んで警官に拘束されています。
●警官に拘束された彼女の姿がYouTubeに挙がっています。建物の中に抗議の声が鳴り響いています。かっこいいです。
Amy Schumer arrested during Kavanaugh protests
www.cnn.co.jp
好感度高いです(笑)。余談ですが 日本では芸能人がちょっと政治に関するツイートした位で騒ぎになるんですから、この奴隷根性はどうしようもありません。ジョージ・クルーニーだって、マドンナもポール・マッカートニーもスプリングスティーンも、ロバート・デニーロやアン・ハサウェイだって、ツイートどころか、実際にデモに行ったり、抗議活動をしてるのに。当たり前でしょ。
映画は定番通り、レネーの荒れた生活から始まります。デブであることで自分に自信がない彼女は仕事に対しても異性に対しても何事にも積極的になれない。華やかなことに憧れてはいますけど、自分とは縁がないと思っている。良くいる普通の女の子です。
●悪友たちとつるんで酔っ払ってばかりのㇾネー(右)
ところがダイエットのために出かけたジムで頭を打って目が覚めたら、自分は絶世の美女になっていると思いこみます。
自分に自信を持った彼女はあこがれていた受付嬢に応募、クリーニング店でナンパして優しい彼氏もゲットする。
多少うざいんですが、彼女の変化の仕方が面白いです。ルックスやスタイル、女性にプレッシャーを与えていることを全て裏返しにして、皮肉を込めて辛辣に描いています。
周りの登場人物の描写も結構深い。
●会社にいるのは彼女と対照的な絶世の美女ばかりです。写真はナオミ・キャンベル。
彼女が憧れる会社の幹部(ミシェル・ウィリアムス)は創業者の孫で美女、MBAの学歴もあるのですが、声が甲高くバカっぽく見えることにコンプレックスを持っています。大女優ミシェル・ウィリアムスがずっとバカっぽく話している役をやるのは無駄遣いのような気もしますが(笑)、トランプの娘イバンカのパロディを当人も楽しんでやっているのではないでしょうか。
レネーがゲットした彼氏(写真左)は賢く優しいのですが、男社会のTV局の中ではマッチョに見えないことでコンプレックスを抱いています。
ジムで知り合った絶世の美女ですら、内心にコンプレックスを抱いていました。結局 この映画で訴えているのは別に誰も悪いことをやっていないのに、ありのままの自分の姿にコンプレックスを抱かせるのは、この社会はなんなのか!、っていう話なんです。
自分に自信を持つことで、仕事も私生活もトントン拍子のレネーですが、ある日 また頭を打ったことで、自分が美人になったという思い込みが解けてしまいます。はたして彼女はどうなってしまうのか。元通りの消極的な彼女に戻ってしまうのでしょうか。
●身体を張ったギャグがこの人の持ち味です。
全編ギャグの嵐ですが、ゲロとかおもらしと言った、エイミー・シューマーお得意の露骨な下ネタはほぼ封印されています。そこは良かった(笑)。ただ酷い笑いがもうちょっとあっても良かったかな。
クライマックスのレネーのスピーチには感動して、マジで泣いてしまいました。お話の中で丁寧な人物描写と深い洞察を積み重ねてきたことで、狙い通りやられてしまいました。
新年にふさわしく、明るく笑える一本。彼女の主張を訴えるということに主眼が置かれている点では予定調和の面もありますけど、純粋にボクは楽しかったです。人々は他人のささいな粗探しばかり、かと言って権力には従順な、どうしようもない日本の閉塞感とは全く対照的な、スカッとする一本です。
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