特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

『憲法記念日に考える』&『0504再稼働反対!首相官邸前抗議』

やっとゴールデンウィーク本番です。
ゴールデン・ウィークとお盆が東京の一番良い季節。ボクの住んでいる町も静かになりました。電車も空いてるし、人通りは少ない、夜になっても電気が暗いままの家が多い。毎日がゴールデンウィークだったらいいけれど、そうなると休日がそんなに嬉しいわけじゃなくなっちゃう(笑)。独のフォルクスワーゲン社は週休3日制だそうですが、そんな感じだったら幸せだろうなあ。
インスタ映えする夕焼け(5/3)。渋谷では大勢の人が写真を撮っていました。


昨日は 憲法記念日だったんですね。有明憲法集会とかやってたみたいだけど、組合主催の催しなんて全く!興味ないです。
今回の南北首脳会談で、つくづく思ったのは日本に憲法9条があってよかった、ということです。個人的には改憲して、ドイツやイタリアのように集団的自衛権を認め国連の下で平和貢献をするほうが日本の安全に資するかも?って思わないでもありません。でも今回のことは考えさせられてしまいます。
だって、韓国も北朝鮮アメリカも中国もロシアもEUも、日本以外の国は全て、戦争を回避しようとしていたんですよ。北朝鮮は『独裁者の生き残り』、アメリカは『北朝鮮を攻めても儲からない&中東で手一杯』など理由はそれぞれですが、どこの国も戦争を歓迎しなかったからこそ、当面は戦争を避けることができました。


ところが日本はどうでしょうか。この期に及んでまだ、北朝鮮と断交とか言っている。断交って戦争直前にやることでしょ(笑)


日本だけが北朝鮮と戦争しようとしていた、は言い過ぎかもしれないが、日本だけが戦争を起こしても仕方がない動きをしていたのは事実
たまたま日本が攻撃用の兵器を持ってなかったからよかった。持っていたら、安倍晋三や麻生みたいな世間知らずのアホは何を仕出かすかわかりません自衛隊だってそう。少し前 野党議員に食ってかかった低能な空自の三佐のことが話題になりましたが、それ以前に田母神みたいな正真正銘の狂人&選挙資金詐欺が空幕のトップだったんですよ。


昨日のNHK憲法特集でも昔の学者(渡辺治一橋大名誉教授?)が『憲法九条は日本を守るためではなく、日本に戦争をさせないために作ったもの』と証言してました。そうなんです。ただでさえ危ないハラきり&カミカゼの国、日本がトチ狂って、またいつ連合国を襲ってくるかわからないから憲法九条が作られたんです。
憲法九条は日本を守るためではなく、連合国を守るためにできたんですよ。それでいいじゃないですか。日本にも利益があるんだからNHKスペシャルの続きでは、そのあと冷戦がはじまってアメリカの都合が変わり、改憲しろというアメリカの圧力が高まったが、今度は日本国民が安保闘争など様々な闘いでそれを拒否した。それが1950年後半から60年代初頭。前述の渡辺教授によると「護憲派改憲派の攻防の中、国民によって日本国憲法が選び直された」。MITのジョン・ダワー先生の名著『敗北を抱きしめて』の解釈とも重なります。


敗北を抱きしめて 上 増補版―第二次大戦後の日本人

敗北を抱きしめて 上 増補版―第二次大戦後の日本人


終戦当時の連合国の見通しが如何に正しかったか、2018年に証明されました。
日本なんて国は信用できません
世襲のバカぞろいの政治家も、忖度する官僚も、ムードに流されてばかりの国民も信用できない。日本人に理性的な判断ができないとまでは言わないけど、著しく難しい。
アメリカは第二次大戦後 戦争ばかりやってますけど、少なくとも連中は損得を考えています。これは金権主義の良いところですが(笑)、原則として儲からない戦争はアメリカはしない。だから石油があるイラクには攻め入っても、貧乏国北朝鮮は放っておいたんです。共和党にしろ、民主党にしろ、少なくとも連中はある程度、損得を考えられる。結果論でみればベトナム戦争でもイラク戦争でも大損こいているみたいですけどね(笑)。


ところが日本は損得すら考えられない。第二次大戦もそう。日清・日露もそうだった。有史以来 日本の対外戦争で、儲かったのはまともに参戦しなかった第1次大戦だけじゃないですか。朝鮮や満州、戦争で手に入れた日本の植民地経営が大赤字で国庫に大きな負担をかけたことは様々な研究で明確になっています。相手国の人に末代までの恨みを買うわ、大赤字を出すわで、バカ丸出しもいいところです。
●今も日本政府は高校生以下の知能しかありません。『日本政府が国連でスピーチさせなかった高校生たちがノーベル平和賞候補に』


右でも左の立場でも、日本に主権を、という人がいます。日米地位協定の改定とかね。気持ちは分かるけど、ボクはそれは楽観的に過ぎると思う。国家に主権を、というのは国民にまともな判断力がある国の話です(笑)。
アメリカが地位協定の改定を拒む理由の一つは『代用監獄なんて野蛮な制度がある日本に自国民を委ねられない』です。いまだに幽閉されている籠池のことを考えたって、アメリカの言い分が正しいに決まってるじゃないですか!(笑)。
それ以前に投票率が5割行くか行かないような国に主権が必要なんでしょうか?(笑)  ●違いに刃物、じゃありませんが、当面の日本はアメリカの51番目の州を目指す方がはるかにマシだと思います。あと100年位たって、日本人が本当に主権を欲しくなったら、アメリカから独立するのを目指す、それくらいが現実的じゃないでしょうか(笑)。
●こんなバカな国、信用できないどころか、自律・自立なんかできるわけないでしょ(笑)。ほとんどドリフのコントと一緒(古い)


閑話休題。以前も書いた、市場関係者ばかりの築地の店で食べたマグロのカマ。これで3人前。大根おろしをスプーンで掘るとジューシーな肉が埋まっています。2枚目は骨が出てきたところ。3枚目はそのあとに出てきた金目の煮物。美味し過ぎて、マジで頭がおかしくなるかと思いました。しかも安い! 





ということで、連休でも官邸前へ(笑) #金曜官邸前抗議
爽やかなお天気ですが、連休の半ばということで参加者は500人。
ボクも日比谷で映画を見た後に寄ったのですが、マッタリしたのんびり抗議です。ま、ヒステリックで悲壮感溢れる抗議より、呑気なのも良いんじゃないでしょうか😄

●抗議風景






昨日 訪英した日立の会長がイギリスのメイ首相にイギリスで計画している原発事業への出資+買取価格のアップを依頼しています。

英原発事業への出資要請か 日立会長、英首相を訪問 :日本経済新聞
日立はイギリス政府の関与が保証されなければ『撤退も視野に入れる』そうです英原発事業への出資要請か 日立会長、英首相を訪問 :日本経済新聞東芝の失敗に懲りた日立は工事にもアメリカのゼネコン(ベクテル社。日本政府を動かして羽田の工事に無理矢理参入するくらい政治力があります)を引き入れるなど非常に慎重に進めています。更に今回の日立の要求はイギリスの出資比率を5割以上(イギリスの主張は3割)、電力買取価格の2割アップだそうですから、かなり難しいように思えます。
ベトナムへの原発輸出は中止、トルコでは三菱重工がこけつつあり、イギリスでも中止になれば万々歳です(笑)。誰がどう見たって原発は無理筋の事業だし、無理筋だからこそ、事故も起きるのだと思います。


昨日 玄海原発の4号機が異常停止しました。

九電・玄海4号機、ポンプ異常で交換 再稼働に遅れも :日本経済新聞
3月には玄海原発の3号機が配管から蒸気漏れを起こしたばかりです。これだけ短期間の間に故障が頻発して、どこが『世界でトップレベルの安全基準』なんでしょうか。安倍政権が言っていることは、言葉の言い換えで事実をごまかそうするものばかりですが、原発はその元祖かもしれません。