特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

『ニュースあれこれ』と『都議選から考える民意の受け皿』、それに『0707 NO NUKES ☆ ALL STAR 国会前集会』

今日は七夕です。日差しはもう夏ですね。このところの太陽の光の強さも、スコールのような豪雨の頻発も、確かに日本の天気は熱帯化しているんじゃないでしょうか。
それにしても島根、九州の大雨はびっくりです。まだ被害の全貌すらわからないわけですが、被害に遭われた方はお気の毒です。それでも安倍は災害も国会もほっぱらかしで夫婦で外国で遊んでるし、稲田は緊急警報で自衛隊が出動しているときも遊び歩いているわけですが😜


http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201707/CK2017070702000121.html



今日 フランスが地球温暖化防止のために、40年までにガソリン車、ディーゼル車の販売を禁止すると発表しました。大したものだと思いました。

仏、40年めどガソリン車販売禁止 政府、ディーゼルも (写真=ロイター) :日本経済新聞


小泉や小池の『改革』のように抽象的なお題目じゃなく、はっきりしたヴィジョンを掲げて、でも一遍にはできないから少しずつ進んでいく、それが政治家だと思います。原発だって、核兵器だってすぐにはなくせません。やっぱり、政治家も市民も少しは頭を使わないと。
G20サミットを控えての宣伝効果もあります。地球環境を重視するヴィジョンを打ち出すことでフランスの道義性は世界中に広まり外交力は強まります。また電動自動車への移管をいち早くすすめることで産業の覇権を握りたいという計算もあるでしょう。ヴィジョンと実利を両立させる、それが大事なんですね。ヴィジョンだけでもダメだし、実利だけでも金の亡者です。
こういうところが日本の政治家とは違います。日本の政治家はヴィジョンを打ち出すこともできなければ、金の計算、損得すら判断できない。日本人は政治とか外交は向いてないのかもしれません。やっぱり日本はアメリカの51番目の州にしてもらった方がいい、と改めて思いました。

●五月の話だそうです(恥)



もう一つ、昨日 EUとのEPA経済連携協定)の大枠合意は久々に良いニュースでした。


日欧EPA、自動車・小売りに恩恵 生活はこう変わる :日本経済新聞

消費者にとってはカマンベールやモッツァレラなどのチーズやワインが安くなる、チョコレートやバック/かばんなどの関税も約10年後には下がります。生産者にとっても自動車や日本酒も関税が下がり輸出しやすくなる。自動車メーカーだけでなく、部品メーカーなど多くの企業・労働者にとっては追い風です。


北海道の酪農家がどうの言ってますけど、そもそもカマンベールやモッツァレラなんか日本で作れないじゃないですか(笑)。アホかって。30%ものバカ高い関税がかかっている方がおかしいんです。JAが抗議集会とかやってたけど、ふざけるなって。
規制がない他の産業は特徴ある製品や安くて高品質な製品を作るために懸命に努力しています。連中もそれと同じようにやればいいんですよ。生乳が余るって言ってるけど、それなら新たな用途を開拓するか、生産性を向上させて価格競争力を高めればいいんです。そうすれば日本の酪農だって強くなる。他の産業は皆、そうやっています。そうじゃなく、政治的な圧力をかけて他人の金で自分たちだけ保護してもらおうなんて泥棒です。そういうのをゆすりやたかりって言うんです。それにしてもTPPに反対していた連中は全然音沙汰が聞こえてこないですね😜。

●国産もこうやって差別化すればいいんです。この前食べた生牛肉4種盛り。お尻、もも、生ハム、レバーのスモーク




さて、先日の都議選を得票数から考えてみたいと思います。
●各政党の都議選得票数推移(票数単位=千票)


前回の選挙から、もっとも得票が減ったのが自民党。前回比ー373千票、23%も減らしました次に減ったのは維新。−320千票、86%も減らしました。ざまあみろという感想しかない(笑)。次に減ったのが民進党でー305千票、44%も減らしています


一方 都民ファは188万票を獲得しています。前回より投票率が上がって増えた100万票、それに自民、民進、維新から票を獲得したということでしょう。共産は157千票も増えました。09年から継続して票数が増えている唯一の政党で、支持が着実に増えているのでしょう。ただし共産党を支持する層は限られていますから、どこかで頭打ちになるはずです。公明は96千票増えましたけど、前々回並みの得票ですから党勢が強くなった訳じゃない。
一番強く感じたのが民進党の凋落の激しさです。自民も負けましたが、8年という長期的な趨勢で見れば一番の負け組は民進党です。


成熟した先進国で政権を取るには最も数が多いであろう中道層を取り込まないとダメだと思います。いくら格差が広がっていると言っても、途上国のように物理的に食べられない『絶対的貧困』の人は少ないのですから、右にしろ左にしろ過激な政策は国民の多くからは受け入れられにくい。都議選の得票を見ても大勢は中道志向です。都民ファは極右ファシストかもしれませんが正体がバレてないだけ(笑)、ボクは今回は共産党に入れましたけど、所詮 共産党民主集中制と称する左のファシスト(笑)、鼻をつまんで投票したんです(笑)。
フランスのマクロンが良い例で、投資銀行出身者(マクロン本人)や経営者、官僚も賛同できるような中道左派的な政策しか、現実的に資本主義を変革する道はない のではないでしょうか。この複雑な世の中でビジネスやカネの流れがわかってなければ経済のハンドリングなんかできるわけがありません民主党政権で実務を取り仕切ったのは数少ない官僚出身者ばかりだったそうですし、政権がうまくいかなかった最大の原因はマネジメント能力が不足していたからです。小沢一郎も選挙戦略は立てられるかもしれないが、役人を使うのはまるでダメだったそうですよ。結局 リベラルな官僚やビジネスマンが加われないような政党には政権担当能力はない、と思います。かっての社会党なんか最初からおよびじゃなかったということですね😝。それに日本のような成熟国ではリベラルな官僚やビジネスマンの賛同を得られないような政策はうまくいかないでしょう。先進国で唯一過激な政策がとられるとしたら、戦争や災害などの危機に直面した時じゃないですかショック・ドクトリン。だから安倍晋三憲法に緊急事態条項を入れろ、と騒ぐわけです。


もちろん都民ファーストは問題外大日本帝国復活を目指す極右と新自由主義者と素人に何かを期待する方が間違ってる。本来は民進に期待するしかないのですが、09年をピークに着実に勢力を減じています。政権当時の総括がいまだにできていないだけでなく、蓮舫の国籍問題はうやむや、A級戦犯の野田が幹事長として復活するのですから、国民が支持するはずがない。原発も外交も方針がはっきりしない。唯一 経済政策だけは前原が神野直彦東大名誉教授の弟子筋の井出英策慶大教授を連れてきて取りまとめをしているのは期待できますが、未だ方向は明らかではありません。
党の顔はダメ、政策もはっきりしない、民進党を支持したくても支持できないというのが多くの人の気持ちじゃないでしょうか。


安倍晋三がまだ政権にのさばっているのは替りがいないからです。今後 政権交代可能な中道左派的な政治勢力を作るには『1.民進党が左へ行く』『2.共産党が右へ来る』『3.自民党の中のハト派が勢力を増す』この三つのどれか、または全てが必要だと思います。この中では3の自民党ハト派の勢力拡大が一番可能性が高い』とボクは思うんです。民進が解体して自民のハト派と手を組むというのもいいかも。皆さんはいかが思われますか。


民進代表に前川喜平氏推す阿部知子氏「彼は勇気と迫力ある」(NEWSポストセブン)



と、いうことで 今週も原発再稼働に反対する官邸前抗議へ。 #金曜官邸前抗議 #0707NONUKESALLSTAR国会前集会
 


午後6時の気温は28度。今日は拡大版0707 NO NUKES ☆ ALL STAR 国会前集会と題して、国会前で政治家や有名人がスピーチする集会がセットです。まあ、こっちは話を聞いたことがある人ばかりなので、まあ、いいかなって感じ😝。それに菅直人の話を聞く気にもならないし。いつも通り官邸前で自分の声でひたすら?文句言ってました。その方が自分の性にあってます😸

●抗議風景。





今日の参加者は3000人だそうです。ちょっと心配してたんですが、久々に3桁、それも複数の桁まで行った。今だって原発事故は収束してないのに、忘れられていいような問題じゃないですからね。昨日北朝鮮のミサイルで被害のおそれがあるとして、原発停止を求める仮処分申し立てる訴訟』が起きましたが、当たり前ですよね。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170706/k10011047161000.html


それ以前に、今も建設が進んでいる青森県六ヶ所村の再処理工場は工事費総額で2兆円を優に超える史上最大の公共事業です。2兆円かけて何も産まない。高度成長期ならいざ知らず、こんな無駄遣いをやってたら日本は滅びますよ。税金にはもっと有意義な使い方があるはずです。

●国会前。1枚目は国会前で喋る菅直人。2枚目は左から自由党のオッサン(さすが服装も言ってることもズレてる)、民進党の初鹿、共産党の吉良ちゃん、菅直人福島瑞穂