特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

『#共謀罪に反対する521デモ』と映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』

イラン🇮🇷の大統領選挙は穏健派の現職が勝って良かったです。保守派が候補を一本化した時は冷や汗を掻きましたが、少し戦争のリスクは遠のいた。イスラエルは口実を見つけて、なんとか戦争をしたいと思っているでしょうからね。


まだ5月というのに真夏のようだった日曜日、新宿へ『共謀罪に反対する521デモ』へ行って来ました。国会前で抗議をやっている『未来のための公共』の子たちのデモです。警察が恣意的に一般の市民を監視するような法案、自由にものが言えなくなりかねない法案、大臣も説明できないような法案を強行採決するなんて、どう考えてもおかしいじゃないですか。
懲りもせずに北朝鮮のバカがミサイルをうちあげたこの日、気温は30度を超えたんでしょうか。サングラス&ポロシャツのラフな格好です。でも人前に出るので、今年買ったパンツを履いていきました(笑)。シルエットは綺麗なんだけど、細すぎてふくらはぎがきついんだよ(笑)。


出発地点の新宿中央公園には若い人、労組の人、年寄(笑)が集まっています。参加者は大体2000人くらいでしょうか。秘密保護法、安保法案に続いて、与党はまたまた強行採決をしてしまうのかも知れませんが、やれることはやらないとね。リスクばかりでメリットがちっともわからないバカ法案、どうすれば納得できるんでしょうか😺●抗議風景




●説明出来ない法案いらない!告げ口進める法案いらない!



サウンドカーを使って、コールとスピーチを織り交ぜるスタイルはSEALDsと一緒です。列の中にはSEALDsのデモで見かけた子たちもちらほら見かけます。今日 マイクを持ったのは大学生、高校生。平易な言葉で自分の意見や気持ちを訴えるのは年齢は関係有りません。曲がかかってるといいなあーと思います。トラックに合わせて身体を揺らしていると自然と楽しくなってくる
それがいいんです。だってしかめ面してたり、紋切り型のなんとか反対とか言ってるより、にこやかな表情している方が、沿道の人に言葉は届くでしょ。確かにボクは共謀罪の事は怒ってますけど、大勢の人を惹きつけなきゃいけないんだから、カッコ悪いのも独り善がりの寝言もダメだよね🙅。
新宿駅前から伊勢丹前へ。他人前だからこそ、気分をアゲるトラックって大事です。

●踊れるってことも大事(笑)。



●沿道でデモを見ていた女の子たちが『なんか、アメリカみたい』って言ってました。



楽しくて、途中で本気になっちゃいました(笑)。喉が少し痛い(笑)。とりあえず、クソ法案がどうなろうとボクは黙りませんからね(笑)。




ということで(笑)、六本木で『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー・リミックスガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス|ブルーレイ・DVD・デジタル配信|マーベル公式|Marvel原題は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー2』。何がリミックスだよ、バカ邦題のせいで最初は続編ってわからなかったじゃないか!


前作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は大好きでした

マーベルコミックスが原作だそうですが、荒唐無稽なエンターテイメントなんだけど、ボクと体質が合うというか、ダメ人間たちの冒険物語が共感できる物語になっていました。キャラクターに対して作り手の愛情がこもってるんです。監督・脚本はオフビートなブラックコメディ『スーパー!』から大抜擢されたジェームス・ガン。

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パッとしない40男が浮気妻を麻薬ディーラーから取り戻すために、スーパーヒーローになりきってスパナ片手に大暴れする『スーパー!』はマニアックというか、良い意味でかなり酷い映画でもあるんですが、マーベルはあんなマニアックな映画から大作に抜擢するんだから大したもんです。 「正しいこと」なんかないと思う。:映画『未来を生きる君たちへ』と『スーパー』 - 特別な1日(Una Giornata Particolare)ガーディアンズ』でもジェームス・ガン監督の体質は本質的に変わってないように思えます。そこが良いんですね。
ガーディアンズ・オブギャラクシーの面々。女暗殺者、主人公、ベビーグルート、怪力男、くまちゃん!


今作もあらすじはまあ、いいでしょう(笑)。
地球人と宇宙人の混血である主人公(クリス・プラット)だけでなく、女暗殺者(ゾーイ・サルダナ)、アライグマ(声はブラッドリー・クーパー)、木の枝人間(ベビー・グルート)(声はヴィン・ディーゼル)、怪力男、みんなキャラが立っていて、愛着が持てる存在に描かれている。しかも一人一人が悩みを抱えながらも精神的に自律している。お子様向けのキャラクターじゃありません。今回は父と子の物語と聞いて大丈夫か?と思ったんですが、今作も辛辣なギャグと強烈なユーモア、驚くようなアクションがいっぱいですが、ほろりと泣かせる、だけど全然わざとらしくない、素晴らしい作品です。
●細かな表情や体毛の動きまで再現するCGの凄さは前作以上。

特にアライグマ、ベビーグルートの今作での活躍はお見事で、やっぱり動物、可愛いものが活躍する映画って本当に好きなんだと自分で思いました。可愛い!、カッコいい!最高です。いろんな映画をみますけど本音を言えば、動物や子供が大活躍してめでたしめでたし、っていう映画が一番好きです。残念ながら、そういう映画は大人の鑑賞に堪えるようなものは本当に数が少ない。このシリーズ、動物が活躍する映画としては、史上トップクラスの完成度かもしれません。
●ベビーグルート、目のウルウルが可愛くてかわいくて。


他にもカート・ラッセルシルベスター・スタローンデビッド・ハッセルホフナイトライダー)まで出てきます。なんで宇宙人が昔のB級TVドラマ『ナイトライダー』を知ってるんだよ(笑)。

●クマちゃんが強いところが良いんですね。人間に救われる存在じゃなく、ちゃんと自立している。

70年代のヒット曲ばかりの音楽はボクには少しぴんとこないところがあります(世代が違う)。が、今作のメインテーマであるフリートウッド・マックの『ザ・チェイン』の使われ方は良かった。絆に囚われた主人公たちは過去の絆を断ち切り、新しい絆を自ら選びとるんです!


この映画の欠点があるとすれば、豪華な画面は色彩も華やかでスケールも大きいから、映画館の大スクリーンで見ないとしょうがないってことでしょうか。前作もそうでしたが、家のTV画面でみたら、ちゃっちく感じそうな気がします。とにかく面白いです。見ている間も『この映画、本当に大好きだなあ』としみじみ実感した、そんな作品です。