特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

『日本経済とアメリカ』と映画『マネー・ショート』、それに『0318 再稼働反対!首相官邸前抗議』

そろそろ暖かくなってきたので生野菜サラダを作ろうかと思って、スーパーでレタスを買おうとしたら、1個380円!さすがにやめました(笑)。燃料の価格低下で全体的にデフレに戻りつつあるんでしょうけど、食品だけは価格が上がったままです。政治家や官僚、御用学者が四の五の言おうと、アベノミクスの3年間で生活は苦しくなった、多くの人がそう思ってるんじゃないでしょうか。

                                          
水曜日 政府が『経済分析会合』とやらで、わざわざスティグリッツ教授を呼んで消費増税延期を言わせてましたけど、文字通り、茶番ですね。もちろん緊縮財政・格差拡大に否定的なスティグリッツですから、増税は延期しろと言うに決まっています。で、他には適度に反対意見も出させて演出する。そもそも最初から、サミットで景気対策国際公約して増税延期⇒W選挙というストーリーですから、猿芝居と言ったらお猿さんに失礼ってもんです。

●ちなみにスティグリッツはTPPもやめろと公言したそうです(民主党議員のツイート)。TPPを導入しても大したメリットもないけど、元々補助金漬けの農業を更に税金で保護するのもバカバカしいとボクは思っています。ただTPPもどうせ潰れそうだから、別にいいかな、と(笑)。

政治学者 木下ちがや氏のツイート

猿芝居のストーリーは猿だって判るのですから(笑)、あとは野党が、どれだけ有効な経済上の選択肢を打ち出せるか、でしょう。3600億円もかかる高齢者への3万円バラマキを逆手にとって、主として若い人のための政策=学費を下げるとか、子ども手当復活とか都市部の保育や介護関連の給与アップ、それに派遣法改悪反対を唱えるのは良い策だと思うんですけどね。

●さっきの民主党議員、玉木雄一郎のツイート。良くわかってますよ。つまり、消費税より相続税、ってことです。消費税も脱税がしにくいなど良いところもあるんですけどね。

もう一つ東芝白物家電が中国のメーカー『美的』に売却される、というニュースが流れていました。日立は随分前から家電を縮小しているし、今回 サンヨー、シャープに続いて東芝白物家電が売却されることで、国内の大手白物家電メーカーは実質パナソニック一択になったわけです(細かいことを言えば、三菱電機アイリスオーヤマなどもあるし、パナソニックだって国内では生産していないでしょうけど)。昔 東芝がRCサクセションの反原発ソングを発売中止にして以来、ボクは出来る限り東芝製品はボイコットしてきたので、あの会社がどうなろうと興味はありませんが、日本のGDPの1%超を占めるような巨大企業の落日は自業自得とは言え、多くの人にとっては驚きでしょう。
かってアメリカではGEやワールプールなど家電を製造するメーカーが沢山ありましたが、80年代に多くは身売りするか業態替えしました。日本メーカーに押されてアメリカのTVメーカーが無くなったと聞いて衝撃を覚えた記憶があります。それと同じ光景が日本でも繰り返されているわけです。


ボクがアメリカ大統領選で行われている議論に興味があるのは、アメリカで起きたことはたいてい日本で起きるからです。日本で中小小売店・商店街が壊滅しているのは既に80年代 アメリカで起きたことですし、今 アメリカで起きているネットに圧されて巨大小売店が壊滅している(例えば先月日本でも展開しているスポーツ・オーソリティが潰れました)のも将来 日本で起きるでしょう。格差拡大で問題になっている人材派遣だってアメリカで広まったシステムです。将来のことを考えようと思ったら、アメリカで起きていることに眼を離すわけにはいきません。大波が押し寄せてくるのに頬かむりするなんて愚かなことです。
トランプもクリントンもサンダース氏も大統領候補は殆どTPP反対です。以前TPPはアメリカの陰謀と決めつけていた人、例えば堤未果がこれをどう説明するのか聞いてみたいものです(笑)。大統領候補たちが反対する理由は、アメリカの場合 TPPにより製造業などの雇用が減少するだろうから、です。アメリカ製造業の競争力を考えたらTPPがあろうとなかろうと、今後 アメリカでは工場の海外移転が一層進むことは間違いないでしょう。先日 事前の世論調査で20%近かった劣勢をサンダース氏が跳ね返して話題になったミシガン州では2000年当時と比べて製造業の雇用が約30%減少しているそうですRobert Reich (The New Truth About Free Trade)
TPPがあろうがなかろうが今後 日本でも同じことが進むでしょう。少子高齢化が進むのですから、長期的には日本から工場は減っていくのは避けられない。

                                               
昨年あたりから安倍晋三が急に女性活用を言い始めたのは不思議だと思いませんか?もともと安倍晋三は女性の社会進出は否定的だったはずです。いつも話を聞いている大臣の元政策秘書氏の話では、女性活用はヒラリー・クリントン対策だそうです。トランプやサンダース氏旋風以前、昨年まではヒラリーが大統領の本命でした。霞が関では『ヒラリーが大統領になったら女性活用について日本に相当プレッシャーをかけてくる』と戦々恐々だったそうです。良いプレッシャーです(笑)。それで慌てて昨年 法律を作って女性管理職比率の目標とかを作ったわけです。
●政府は慌ててトランプの情報を集めだしました(笑)。ま、いくらなんでもトランプが大統領になるとは思えませんが。仮にそうなっても極右でゴールドマン・サックスの手先(奥さんが役員)のクルーズよりはマシ、です。

それくらい、日本の官僚や政治家はアメリカの顔色に左右されている。しかも歴史問題にしろ、日韓の問題にしろ、女性活用にしろ、多くの場合 日本の政治家よりアメリカが言っていることの方がまだマトモです(笑)。そんなマヌケな属国だったら、いっそ日本はアメリカの51番目の州になったほうがまだマシ、ですよ(笑)。


                                          
ということで、六本木で映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転
普段金曜は映画の感想は書かないのですが、今の世の中の仕組みを解きほぐす重要な作品なので、敢えて金曜日に感想を書きたいと思います。先日のアカデミー賞では作品賞・監督賞を含む5部門でノミネートされ、脚色賞を受賞した作品。出演者もクリスチャン・ベールスティーヴ・カレルライアン・ゴズリングブラッド・ピットマリサ・トメイと豪華スターが揃っています。

監督のアダム・マッケイはコメディ畑の人です。ググってみたらサタデイ・ナイト・ライブのライターだったんですね。日本でもDVDが発売されたマイケル・ムーアのTVシリーズで制作もやっていたそうです。
●『(テキサス&フロリダ知事当時の)ブッシュ兄弟のどちらが死刑を多く出すか対決』や『お金持ちがホームレスにパイ投げ合戦』、『サボテンを議員に!』などブラックなネタが詰まっています。超面白いです。レンタルあり。

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つまり一筋縄で行く人じゃないんです。全米1位の興収を記録した、日本での前作『アザーガイズ 俺たち踊るハイパー刑事』は何度もこのブログで取り上げています。ウィル・フェレルマーク・ウォールバーグ演じるダメダメ刑事二人組が悪徳金融ファンドと闘うお話でした。オープニングではトランプ・タワー(あのトランプのビルです!)をぶち壊し、ラストでは『ゴールドマン・サックスこそが悪のラスボスだ』と名指しし、エンドロールではリーマン・ショックがいかに普通の人を食い物にした悪辣なものかアニメで判りやすく解説する、とんでもない作品でした。こんな作品が全米1位になるアメリカの懐の深さに感銘を受けました。
●全米NO1の傑作??
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●ついでにアダム・マッケイ監督のこちらも面白いです。1は女性の社会進出、2のニューヨーク編は視聴率欲しさで右翼キャスターになったら大当たりというお話。2はFOXニュースへの当てこすりです(笑)。
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マネー・ショート』はいよいよアダム・マッケイがラスボスに迫る作品です。『ショート』とは価格が下がる方に賭ける空売りの事を指しています。リーマン・ショックの実態を描いた『マネー・ボール』のマイケル・ルイスの原作『世紀の空売り』を自ら監督、脚色しています。つまり、実話です。奴隷制度を告発した『それでも夜は明ける』や同じ原作者の『マネー・ボール』同様 ブラッド・ピットが製作総指揮をすると同時に、極端に美化された役で出ています(笑)。彼はそういう社会性のある作品の資金集めをして、製作を実現させているようですね。舞台は2005年、誰でも家が持てるというブッシュのオーナーシップソサエティ政策の最中、ウォール街は好況に沸いていた。住宅ローンを証券化して売り出すMBSという商品が開発され、信用度の低い住宅ローン(サブ・プライムローン)が貸し出され住宅建設が進み、ローン総額の20倍にも膨れ上がったMBSの手数料で莫大な儲けが出ていたからだ。変人で知られた金融トレーダーのマイケル(クリスチャン・ベール)は、その破たんを予測する。バブル崩壊を誰も信じない中 彼はサブプライム・ローンの破たんで大金が入る空売り契約(CDS)をゴールドマン・サックスドイツ銀行と結ぶ。一方 ドイツ銀行の銀行マン、ジャレド(ライアン・ゴズリング)は、汚い銀行のやり口に怒っているヘッジファンド・マネージャーのマーク(スティーヴ・カレル)に、マイケルの戦略を紹介する。一方 投資ファンドを起業したばかりの若者二人もバブル崩壊を予見し空売りに必要なコネを求めて、引退したトレーダー(ブラッド・ピット)に手助けを求める。果たしてバブルは崩壊するのだろうか。
 
名前や設定を若干 変えた人もいるそうですが、内容は99.9%が実話だそうです。馴染みのない金融のお話を敬遠する人もいるかもしれません。だけど世の中のかなりの部分は連中が動かしています。例えば昨年から急に日本でも政府が企業にROE(自己資本利益率)をあげろと言い始めましたけど、これだってアベノミクスの一環、ウォール街やその同類を日本市場に呼び込むことで株価を上げようという陰謀(笑)です。これは全ての企業、労働者に関わりがあることですから、TPPよりROE重視の方が日本にとって遥かに大きな問題です。ROEを上げるだけだったら悪いことじゃありませんが、アメリカではROEを上げるためにリストラが横行したり、企業の身売りが起きています。経営者はリストラして株価を上げ、ストックオプションで高額報酬をもらってドロン。日本だって同じことになりかねない。これが典型です。経済や金融のことを全く知らなければ今の世界の仕組みは理解できない。ボクだってそんなに詳しいわけじゃないけど難しそうだと言って目を背けたら連中の思うがままになってしまいます。
                                          
                                              
この映画は、今の金融市場がいかにいい加減か、如何に金持ちを優遇する仕組みになっているか、易しく解きほぐしてくれます。お風呂の中の金髪美女や有名シェフ、それにアイドルのセリーナ・ゴメスが平易な言葉で解説をしてくれますから(笑)。アダム・マッケイらしく、乾いたシニカルな笑いが全編にわたって散りばめられています。それでも映画はすごい情報量だし、ボクも正直言ってすべては良くわからない部分があるけど、リーマンショックの構造は誰でも良くわかると思います。見に行く前に『CDS』と『CDO』というコトバだけwikiで検索しておけば完璧です。たった1分で済みます。映画では『こういう言葉を作って煙に巻くのが連中の手なんだ』と言ってます。
                                                           
映画の舞台となった2005年 好況に沸くウォール街バブル崩壊など誰も信じません。ちょっとお金を動かすだけで莫大な手数料が手に入ってくるのですから。住宅ローンを証券化して違う名前の商品にして売る(MBSと言います)。その債権をぐちゃぐちゃに混ぜて、それを更に証券として売り出す(CDO)。さらにその商品に保険をかける(CDS)。資本主義はもう終わりだと簡単に決めつける向きがありますけど、こうやっていけば商品は無限に作ることができます。それを右から左へ流すだけで数億円の手数料が入ってくる。ノーベル賞級の頭脳まで加わっているウォ―ル街の連中はバカじゃありません。これも実話を基にしたディカプリオ君の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』もそうでしたが、『マネー・ショート』も好況に浮かれる銀行、投資銀行格付け会社、マスコミ、の悪辣さを存分に描いています。これで全て、ではないにしろ、です。
                                                      

最初にバブル崩壊を予見したマイケル(クリスチャン・ベール)は子供の時から人付き合いが嫌いで孤独な男です。ヘッジファンドを経営しながらも、投資家と話をするのは大嫌いです。ストレス解消は大音量のヘヴィ・メタルに合わせてドラムをたたくこと。職業は違いますがボクも普段 エレキギターで同じことをやってるんで、他人事とは思えません(笑)。

                                                  
マーク(スティーヴ・カレル)は正義感の強い男です。大手銀行傘下のファンド・マネージャーを努めながらも銀行の手口に嫌悪感を感じている人物像は大変、大変面白いです。嫌々ファンド・マネージャーをやっているんですから抗鬱剤のお世話にならざるを得ません。多忙な彼は歩きながら電話でマリサ・トメイ演じる妻にムリ筋の愚痴をこぼす毎日です。

                                                 
ライアン・ゴズリング演じる銀行マンもサイコなところが素敵です。本人は『銀行マンを英雄視させたくないから、格好良く映らないようにした』とインタビューで答えてましたが、そのキレ気味の狂気の演技が充分格好いい(笑)。

●伝説のトレーダーだが、ウォ―ル街に嫌気がさして、今は農園を営んでいるベン(ブラッド・ピット

                                                           
自分の眼で見たこと、自分が調べて考えたことを信じて賭けに出た彼らは、ウォール街の住人からはキチガイ扱いされます。この繁栄は永遠、とウォール街は信じているんです。世界でもっとも高い?と言われるレストラン『ノブ』(青山にもあります)でスティーブ・カレルが他の金融マンと打ち合わせをして、そのいい加減さに顔を真っ赤にしてブチ切れる描写があります。『ウルフ・オブ・ウォ―ルストリート』で描かれた高級ワインや麻薬、コールガールにうつつを抜かすウォ―ル街の住人の姿はどこでも同じです。だがストリッパーや字もまともに読めない移民に家6軒分のローンを無審査で貸し付けるようなサブプライムローンとそれを証券化した商品はいつか破たんする、と主人公たちは確信しています。
●ある者はマイアミに広がる廃墟となった豪邸から、ある者は莫大なデータからバブル崩壊を確信します。共通するのは自分の目で見て、自分の頭で考えたこと。


                                               
そしてリーマン・ショックが起こります。いくつもの銀行や証券会社が潰れ、バブル崩壊に賭けた男たちは大儲けをします。しかし、そこには勝利感はありません。彼らが賭けに勝つと、600万人が家を失い、800万人が失業する。皆、それを良く理解しています。

ところがインチキな審査でローンを売っていた銀行やいい加減な格付け会社の人間は誰も逮捕されませんでした。それどころか税金で救済され、そのカネで経営者は相変わらず高額ボーナスをもらい続けていたというのが後日談です。それに対する怒りがオキュパイ・ウォール・ストリート運動、それに今のサンダース旋風につながっています。


この映画には乾いた笑いと辛辣な毒が溢れています。最初はとっつきにくいところもないわけじゃありませんが、だんだん引き込まれていきます。そして最後にはまるで叙事詩を見ている気分になります。実際に起きた不条理な出来事に打ちのめされます。いや、打ちのめされてはいけないんですね。今 起きていることは明らかに間違っているそれを何とかするためには、まず何が起きたのか、その構造を理解しなくてはいけないそして怒りを忘れてはいけないそれがこの映画のエネルギーになっている

                                 
ただし怒っているだけでは、多くの人の支持は得られない。アダム・マッケイはカラカラに乾いた笑いで怒りをコーティングし、多くの人に受け入れられる作品にしています。アカデミー脚色賞はまさに納得。この映画は商業性と娯楽性、芸術性と不正義への怒りを両立させていますエネルギーに満ち溢れた素晴らしい傑作だとボクは思います。もう一回見たいからDVDがでたら、絶対買います。ただ、アダム・マッケイお得意のセコい下ネタは今回はあまりありませんでした(笑)。


と、いうことで、今週も再稼働反対の官邸前抗議へ。
今日の午後6時の温度は17度。心地好いけど花粉がきつい。多くの人が咳をしています。これもアホな官僚がめったやたらに杉ばかり植えたせいらしいですが、誰も責任をとらない。太平洋戦争も、原発も、花粉も、み〜んな同じってわけです。
今日の参加者は主催者発表で800人。
●抗議風景



今日 民主党民進党)が党の綱領から原発ゼロをなくすと言うニュースがありました。http://www.asahi.com/articles/DA3S12263472.html
今に始まったことじゃありませんが、相変わらずダメだよなあ。これも電力労連の圧力なんでしょう。全部が全部の組合がダメ、とは言いません。だけど朝日新聞によると今年 非正規社員の待遇アップを春闘に掲げている組合は全体の4%だそうです。これなんか今の組合が既得権益を守るためのものに成り下がっている典型的な例だと思います。こんな組合の連中も他人を食い物にしているという点でウォ―ル街の連中と全く同じです。カスですよ。いつもの話ですが、組織は利用しても良いけど、根本は個人に立脚するのでなくてはダメ、ってことだと思います。だけど、このニュースに対する反応は、SEALDsの奥田君が言ってることが正しい↓
●やっぱり自分が行動している人だから、こういう見識を持てるのでしょう。

●抗議風景2



                                     
更に今朝 東芝が子会社の米原発メーカー、ウエスティングハウスの減損を検討し始めたというニュースが流れました。その額は2000億になる可能性があるそうです。
http://www.asahi.com/articles/ASJ3K7JG5J3KULFA035.html
連中が殊勝になった、おかしいと思ったら、こういうことだったんですね↓(笑)。どこまでも権力におもねる奴らだ(笑)。
米当局、東芝の複数の米子会社を調査 会計不祥事で :日本経済新聞

東芝は今期 自己資本債務超過寸前の3000億程度に落ち込む見込みだったのが、メディカル事業を6600億でキャノンに売り、家電を中国メーカーに売り、自己資本比率を2桁に持っていこうとしたんでしょうが、これでまた一桁転落の恐れが出てきました。数年前 日立が経営危機に陥ったのは自己資本比率 が10%くらいのときだったんですからね。依然 東芝がいかに危うい状態か、ということです。ざまあみろ(笑)。半導体原発で生きていくという戦略なんでしょうけど、不安定な半導体事業と原発で本当に生きていけるのか、見ものです。敢えて門外漢に言わせてもらえば、東芝という会社は既に社会的役割をほぼ終えたのだと思いますけどね。こんなクソ企業と心中するのは社員にとっても気の毒ですよ。

●とにかく、今月は忙しい。今週末も名古屋、岐阜、金沢などで各地のSEALDsが催しをするそうです。