個人的な話ですが、今週は仕事でストレスがたまる週でした。まあ、仕方ないですけど、お給料って仕事で蒙る精神的な被害への慰謝料みたいなものかもしれないと時々思います。
さて、株の大暴落、円高が凄い勢いで進んでいます。リーマンショックは4か月で7000円株価が下がりましたが、今回は3か月で5000円下落しています。 マイナス金利は円安が狙いだったと思いますが、円は10円も下落しました。政策は結果が全てですから、日銀のマイナス金利は大失敗、です。今週月曜発売の東洋経済の表紙に『世界経済危機』と大きく書かれていて、え〜と思ったのですが、さすがにこのまま行くとリーマンショックのようなパニックになりかねない。かと言って、前回同様 個人に出来ることは大してないんですけどね。
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2016/02/08
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログ (1件) を見る
世界金融市場は「崩壊の危機」に直面している | 小幡績の視点 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
●今回の大失敗でウォール・ストリート・ジャーナルですら『アベノミクスは終わり』と言い出しました。
アベノミクス、行き詰まりへの道 - WSJ
今まで円安にしろ、円高にしろ、だいたい3年以上続いたことはありません。円安傾向になって3年過ぎてますから円高に戻るのは不思議ではない。物価高に結びつく過度な円安は日本にとってプラスにはならないとボクは思いますので、そろそろ円安に反転してもいいんですが、極端な動きは誰にとっても良くない。これが続けば、実体経済へも影響は出てくるでしょう。株も為替もコンピュータ取引の比率が高まっているから、こういう極端な動きになるのでしょうけど、実体経済の数倍の規模に膨れ上がった金融をすこしずつ減らしていくことを考えなければ将来、それこそ人類の危機になるとボクは思います。経済がおかしくなれば、戦争だって起こりかねないからです。
今週8日に発表になった毎月勤労統計調査によると12月の実質賃金はまた前年より下がりました。前年比ー0.1%。11月の前年比ー0.4%に続いて2か月連続です。消費税上げの影響が無くなり、原油の価格も下がり続けていますから、そろそろ実質賃金は上昇気流に乗るのかと思ったら、相変わらずダメ。賃金が食料品をはじめとした物価高に追いついていません。名目賃金は前年比0.1%のプラスですが、ほとんど変わってないということですね。安倍晋三が賃上げがどうのと偉そうに言ってますが、実態はこれだけ酷い、って言うことです。
●アベノミクスが始まってからの名目賃金、実質賃金、消費者物価指数の推移
●アベノミクスが始まってからの消費者物価指数の内訳の推移。昨年中盤以降エネルギー価格が低下していますが、食料品は高止まりのまま。
実質賃金0.9%減 15年、物価上昇に賃上げ追いつかず :日本経済新聞
今回は年間の速報値が出ていましたので、2010年を100としたときの名目賃金、実質賃金、消費者物価指数も年ごとに比較してみました。
2015年まで名目賃金は殆ど横ばい、実質賃金は94.6ポイント。2015年は2010年に比べて5ポイント以上下がっているということです。4年連続の実質賃金減です。特にアベノミクスが始まった2013年以上の実質賃金低下が酷い。いつも言ってますが、日本人はアベノミクスで約5%生活が苦しくなった。予想通りとは言え、経済政策としては大失敗ですよ。これが経済の実態です。
それでも8日に発表されたNHK世論調査ではアベノミクスを『支持する』、『どちらかと言えば支持する』が56%もいましたhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20160208/k10010402501000.html。バカじゃないの(笑)。自分で自分のクビがしまってることにすら気が付かない人が大勢いるということなんでしょう。シャブ中かって(笑)。そういう連中にはつける薬はありませんな(笑)。
あと、安倍内閣の支持率が50%もあるということは驚きですが、その主な理由は『他の内閣より良さそうだから が40%』だそうです。総理大臣は国会答弁もまともにできない、大臣や議員はぽろぽろやめる、それでも支持率がさがらないのは、野党があまりにも酷いから、と言うのは確かにわかります。でも、このまま行くと経済も政治も奈落の底へ落ちていきかねない。不景気はまず立場が弱い人にしわ寄せが行くし、そういう時は日本人は理屈が通らない、ヤケクソなことをやりがちです。北朝鮮のことを笑っていられません。
ということで、今週も官邸前抗議へ。
今日の午後6時の気温は10度。温かくて体は楽でしたが、今日は地方へ行って15000歩も歩いた帰りだったので、ちょっと疲れた。
●抗議風景
今日の参加者は主催者発表で900人。ボクはロックファンの一人として、高校生のころからデモに行ってましたけど、311前のデモは参加者100人くらい、多くて300人、せいぜい1000人という印象がどうしても強いので(笑)、やっぱり多いなあと思ってしまいます(笑)。それにしても高校生がデモに参加するのに学校の許可制にしようって話にはびっくりします。憲法にも書かれた国民の普通の権利を行使するのに、なんで学校の許可が要るの?(笑)。学校ってそんなに立派なところなの?(笑)。なにか責任を取ってくれるの?(笑)
普通こんなバカな話が出れば、そこいら中から抗議の声が湧き上がっても良い筈です。やっぱり国民の側の意識が薄いんでしょうね。ボクは人間には他人の意見は変えられないと思っています。それぞれ意志があるんだから当然のことです。でも、このままではエライことになる。時間がかかっても、諦めてはいけないのだと思います。バーニー・サンダースのように。
●バーニー・サンダースを支持するアーティストのリストが立ち上がりました。
ミュージシャンではジャクソン・ブラウンやスティーヴ・アールが居るのは判るけど、ボクの大好きなマーシャル・クレンショウやルシンダ・ウィリアムスまで居るもんなあ。アメリカでは毎回大ヒットしている『俺たちシリーズ』の主演俳優ウィル・フェレルや監督のアダム・マッケイ、それにアップル創業者の超金持ち(笑)スティーヴ・ウォズニアックもいます。判ってる人は判ってるってことでしょう。
Artists for Bernie - Bernie Sanders
●マーシャル・クレンショウの最新作。ポップで良いですよ。
- アーティスト: Marshall Crenshaw
- 出版社/メーカー: Red River Entertaint
- 発売日: 2015/08/21
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2012/01/07
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 7回
- この商品を含むブログ (10件) を見る