特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

恥ずかしい話とちょっといい話:★0912 再稼働反対!首相官邸前抗議!

朝日新聞の度重なる誤報は身から出た錆(笑)だが、吉田調書の誤報自体はそんなに大した話でもないと思う。それが吉田所長の命令だったかどうかは別にして、1Fの人員が多数2Fへ逃げたのは事実だ。実際 避難してくる人員が冷却作業の邪魔になるので2Fの増田所長は入り口を閉鎖している(『原発敗戦』での増田所長の証言)。命令かどうかの些末な話より吉田調書をスクープした功のほうがはるかに大きいに決まっている。

                                        
ただ、こんなミスの連発は朝日はどうしてこんなにバカなのか、という気がしないでもない。山本太郎並みのバカさは、さすがに恥ずかしいよな。余程 組織内の自浄作用、チェックが働かないのだろう。聞くところによると朝日の45歳の平均年収は1500万、新聞ではトップクラスだそうだが、政府の規制に守られてぬくぬくしている組織が既得権益を守ることに一生懸命になるのは当然と言えば当然だ。朝日も東京電力と同じ穴のむじな、ということだろうか

さっそく朝日非難の大合唱が始まったが、アベノミクス提灯記事ばかり書いている日経や読売、中国と韓国のせこい悪口ばかり書いている産経だって朝日のことを責める資格はない。菅の視察とかどうでもいいことばかりあげつらってhttp://www.yomiuri.co.jp/politics/20140911-OYT1T50150.html?from=ytop_main1http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140912/stt14091208240002-n1.htm東電から情報が官邸に上がっていたのかなど根本的な話はホッパラカシだ。そもそも、吉田調書を政府が隠してた方が問題だろって(笑)。今朝の産経一面で阿比留という編集委員が『自社の都合のいい部分をつまみ食いし、全体像をゆがめてつたえたのではないか』と指摘していたが、それは産経も朝日とどこが違うのか(笑)。
                                      
アメリカの例を見るまでもなく、新聞自体もう『オワコン』なのだ。例えば直近のデータでは朝日の7月の部数は前年比で30万部減ったそうだが、読売は60万部も減っているそうだ。http://www.kokusyo.jp/%e6%9c%9d%e6%97%a5%e6%96%b0%e8%81%9e%e3%81%8c%e3%81%b2%e3%81%a8%e6%9c%88%e3%81%a7%ef%bc%91%ef%bc%93%e4%b8%87%e9%83%a8%e6%b8%9b%e3%82%8b%e3%80%81%e5%af%be%e5%89%8d%e5%b9%b4%e6%af%94%e3%81%af%e6%9c%9d/実際 読売の部数減は昨年からずっと続いている。http://www.kokusyo.jp/%e3%80%80%e6%ad%af%e6%ad%a2%e3%82%81%e3%81%8c%e3%81%8b%e3%81%8b%e3%82%89%e3%81%aa%e3%81%84%e8%aa%ad%e5%a3%b2%e3%81%ae%e9%83%a8%e6%95%b0%e6%b8%9b%e3%80%81%e6%98%a8%e5%b9%b4%ef%bc%91%ef%bc%91%e6%9c%88/
朝日も読売も、それに産経もなくなってくれれば、日本のマスコミもだいぶ浄化されるだろう(笑)。噂では今 読売の勧誘員は野球の券を持って朝日の購読者宅を集中的に回っているらしい(笑)。所詮 新聞やテレビはまともに信用できない。かといってネットだけを真に受けるとアホになる(笑)。結局 自衛のためには複数のメディアを比べるとか、元データに直接あたるとか、自分なりにリテラシーを鍛錬していくしかないよな。

               



さて東京電力と言えば非常に恥ずかし〜い話があった。先日送られてきた慶應評議員選挙の投票用紙に評議員候補としてなんと、元東電社長の『清水正孝』の名前があったのだ。さすがにびっくりしたよ。狙うは財界復帰か…東電・清水元社長「慶応評議員」に立候補|日刊ゲンダイDIGITAL
慶應評議員の実態がどういうものかは知らないが、名誉職として財界では垂涎の的らしい。候補者には有名企業の社長や弁護士、学者などがずら〜っと並んでいる。自分が立候補していなくても、この選挙で何票集められるかが慶應卒の社長の実力のベンチマーク(笑)になるらしく、選挙の時期になると色々な企業が卒業生の票集めにマジで血眼になっている。ボクにはさっぱり理解できないが(笑)。
清水正孝と言えば事故処理にあたっての無能さだけでなく、やはり事故の真っ最中に病院へ敵前逃亡し、その病室から自宅マンションのローンの前倒し返済をしたことでその名を世界にとどろかせた(笑)のは忘れられない。それに、避難所で天皇や皇后は床に膝を付けて同じ目線の高さで被災者と話していたが、清水正孝加害者のくせに上から見下ろしてたもんな。自分を天皇より偉いと思っているこんなバカでも、さすがに罪を悔いて出家でもしたか、海外逃亡したのかと思っていた。
慶應なんてボクは興味ないけれど、どうか、こんなバカが当選しないように。世界中に放射性物質をばらまいたこんな男を当選させてしまったら、慶應も世界中に恥をまき散らすことになる(笑)。



                          
さて、ちょっといい話もあった。なんと「あと10年で自民党員の9割が他界する」』というのだ。衝撃のデータ「あと10年で自民党員の9割が他界する」 | プレジデントオンライン
内容はこんな感じだ。
現在の地域党員の平均年齢は80歳前後と思われますから、今後5年から10年もすると、結果として党員の8割、あるいは9割近くが自然減となる』、『平成3年のピーク時に全国で547万人いた自民党員が、現在はわずか78万人しかいない。すでに8割5分減、激減です』。
要するに自民党員は(精神的に)ド田舎のくたばり損ないのヒヒジジイばかりだから、あと5年か10年もしたら自然消滅、と言うのだ。きちんとした定量的な話ではないし、最近の若い奴だって右巻きのバカは大勢いるから、それほど楽観的にはなれないが、一理はあると思う。話としては、白人ばかりが支持層のアメリカの共和党も、これから10年くらいしてヒスパニックの人口が増えてくれば風前の灯火、というのによく似ている。
少なくとも自民党員がたった78万人しかいないんだったら、原発に反対する皆で自民党へ入って党を乗っ取るという手もあるんじゃないだろうか。訳の分からない新党を作ったり、バカ揃いの既成野党に期待するより、よほど早道かもしれない。少なくとも自民党の基盤は案外もろいものだ、絶望するには当たらない。そのことだけは再認識できた。


                       
                       
ということで今週も官邸前へ。★1116再稼働反対!首相官邸前抗議 | 首都圏反原発連合

今週は会食・宴会が3回もあって超ユーウツだった。今日もサボれない宴会があったが、1時間で逃げ出して官邸前へはせ参じた。ほんと、人類の歴史で宴会なんてくだらないものを思いついたアホは誰なんだよ。今まで 一度たりとも面白いとか有意義とか思ったことないもんな。

官邸前に7時過ぎに着いたら大勢の人。着いた時間が遅いせいかいつもより大勢に感じる。集まった人は官邸前1500人弱くらい、国会前他で500人強くらい、併せて2000人くらいじゃないか(主催者発表1800人)。
●抗議風景




●プラカードの花





10日の原子力規制委員会で、川内原発の審査書が確定し、設置変更許可が了承されたが、さすがにパブコメの扱いはムカついた。今回は約18000通ものパブコメが集まったそうだ。前回の川内原発パブコメが15000通だから、3000通も増えたことになる。200ページ以上もあるパブコメへの回答書を流し読みしたが、まさに東大話法の宝庫なのだ。『申請者(九電)は対象にしていません』とか『手順を確認しました』とかそんな回答ばかりだ。自分の考えは述べない結果に対する責任は取らない、ということに徹しているのだ。国内外の競争相手と血みどろになって戦っている民間企業だったら、まったく考えられない。この呑気さは、潰れる心配がない連中ならでは、と言えるだろう。あと『××だから、こう考える』という根拠を明確にした回答がほとんどないんだよなあ。論理的じゃないというか、説明する気がないというか、これで科学者だから笑ってしまう(笑)。まあ世界に冠たる(笑)日本の科学界のレベルなんて、311の時の東大原子力村の体たらくや、この前の理研の騒動で化けの皮が剥がれてるけどね(笑)。原子力規制委員会の体質は最初からわかっていたことなので、こちらにはダメージは無い(笑)。
●規制委員会のパブコメ回答書http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/h26fy/data/0023_01.pdf
                                           
9月15日で日本で原発が止まって1年が経つそうだ。電気がいつ足りなかったんだよ。23日の代々木公園での集会&デモはデング熱騒ぎで中止になってしまったが(笑)、原発に反対する声は全然消えない。今日の様子を見ていても意気軒昂と言ったところだろうか。

●国会前にて:1枚目の女性はポーランドの学者さん。反原発運動を研究しに来たそうだ。曰く『来年 また日本へ戻りますが、その時はこのデモをしなくて済むようになっていることを望みます』


●夏の終わりっぽくて、美しい。