特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

★0628 大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議!(今日は30分だけ)+凛として時雨 武道館公演

今週 生活、社民、みどりの風が提出、参院で可決された安部への問責決議案には失望した。
そのおかげで発送電分離を謳った電事法改正がパーになってしまったからだ。もちろん廃案になってしまったのは自民の議事運営のやり方もあるようだから、野党だけが悪いわけではない。だが 何の役にも立たない問責決議案に血道を挙げるより、他にやることがあるのではないか。安部などは問責が決議されたあと満面の笑顔だったらしい。自民は秋に電事法改正を再提出すると言っているが、今以上に骨抜きになったらどうするのか(同じことは逆の意味で生活保護法改悪にも言える)。

脱原発に必要なのは自然エネルギーではない。地域独占の電力会社がぼったくる電気代を源資に、政、官、学、民が利権にたかる体制をぶっ壊すことだ発送電を分離してしまえば、電力会社の規模が小さくなって原発を維持するのは難しくなる(と、関電の社長ですら言っている)。つまり原発を止めるには発送電の分離が絶対に必要なのだ。
今回の電事法改正は自民党への電事連の反対、民主党への電力労組の反対を押し切って上程されたものだ。アホの安倍ですら、電事法改正に踏み切ったのは、自民党内の原発がペイしないことをわかっている、カネが命の新自由主義者と一部の良心的な議員の連合があったからだろう。
こんなチャンスをパーにしてどうするんだよ!
野党ボケもいい加減にしろ。今の、生活や社民、みどりの風が政権をとっても絶対脱原発なんかできやしない。彼らは自分たちの行動の結果なんか考えていない。無責任だ。民主党同様、彼らは実務能力もマネジメント能力も欠けている。

やはり与野党問わず、まともな議員が集まって政党再編が行われない限り、日本の政治には希望がないだろう。極右(自民、維新)か、新自由主義か(自民と民主の一部)、社会民主主義か、それが政策の軸だろう。政策で政治を考えることができない現状は日本の民主主義が機能不全になっているとしか表現できない、残念ながら。


一方 アメリカでは良いニュースもあった。
最高裁同性婚の差別は違憲と判断
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130627/k10015617041000.html

同姓婚が認められた英仏に続いてアメリカでこういう方向になってきたのは心強い。そういう人がいたって別にいいじゃないか。政治、宗教、性的嗜好レイシストのように他人を害しないようなものでないかぎり、多様な価値観を包含したほうが社会は良くなるに決まっている。
ところが日本では同姓婚どころか選択的夫婦別姓にすら、いちゃもんをつけるバカがいる他人の嗜好なんかどうでもいいじゃないか。そんなことは人間の選択の自由の問題だ。固定観念に囚われた家族観にしろ、武道館の近くの××神社みたいな似非宗教にしろ、自分の価値観を他人に押し付けるような奴はそれこそファッシストだろう。

能力がある女性が数多くいるのと同様、同性愛の人たちだって数多くの優秀な人が居るのだから、そういう人たちの権利を積極的に認めていくことは社会全体の利益に繋がる。みんなの得なんだよ。絶対反対だった共和党の一部が賛成に回ったのは実は自分の息子や娘が同性愛だったからだったりしたからだ(*極悪非道のチェイニーの娘もそうだった)。これは右とか左とかの問題ではない。もっと深いところの問題だ。判決を受けてオバマが言った『人との違いに誇りを持とう』は真理なのだ。ストレートのボクがこの問題に肩入れするのは、どうせ自分は変わり者だと思っているからなんだけど(笑)。
その反対に『女性の育休3年間(家でも企業でも女性を安くこき使おう、男の補助労働力になれということだ)とか『家族を大事にしろと憲法で規定する(それは自分が決めることで、政治家ごときに言われる筋合いではない)とか、わけのわからない価値観を他人に押し付けようとするような社会は没落していくだろう。少子高齢化で経済も社会の活力も衰退しつつある日本がいい例だ。今先進7か国で同性婚がまったく認められてないのは日本だけ だという。ジェンダー問題の後進国だ、いつの間に。

                                              
今のように出来もしない自己責任ばかり強調して格差や不平等を放置したり、他人、特にマイノリティを攻撃することで社会的フラストレーションを解消しているようなことが続けば、日本はどんどんしぼんでいくだろう50年後の日本は技術も衰退し、カネも使い果たし、老人と老朽化したインフラの廃墟ばかりの貧乏国になっているかも。それはそれで自業自得、自己責任(笑)だよざまあみろ(笑)。


こうやって日本なんか潰れちまえとボクが思うのは、国が潰れても個人は関係ない、と思っているからだ。無能な政治屋や官僚、理不尽な独占企業が潰れても、まともな個人や社会に役立っている企業はやっていける。ボクは、そう信じている。
*だから足手まといの政治屋や官僚なんかクビにして、アメリカの51番目の州になっちまえ、と言うのだ(笑)。


                                                  
                                                
ということで今日も官邸前へ。★0628 大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議! | 首都圏反原発連合
今日はコンサートがあるので30分しかいられない。だから6時きっかりに現地に着いて、ばっちり声を出してきた。人がごった返していた昨年の今頃と違い、最近は行こうと思えば最前のブロックにだって簡単に入っていける。だけど翌日の赤旗の1面に自分の写真が出るのはどっちかというと本意じゃないからなあ(笑)。今日はその危険を顧みず(笑)、最前のブロックへ。

●抗議風景。時系列で






最近のシュプレヒコールは『再稼働反対、原発やめろ』のほかに『原発売るな』と言うのもあって、それになると皆の声は自然と大きくなるのは面白かった。
今日の参加者は雨が降った先週と同じくらい、官邸前1000人、トータル1500人くらいかなあ。最初は少ないなあ、と思ったけど、時間がたつにつれ、まばらだった人が自分の周りに増えて心強さを感じる。久しぶりにその嬉しい感覚を味わうことができた。*実際は主催者発表で4000人、先週の倍以上の参加者だった。
●この笑顔を見てよ。


●今日は官邸までの距離が近い(笑)。

●ファミリーエリアだけでなく、官邸前にも子供が。

                          
     
                                                                                                                                   
30分 きっちり声を出して、官邸前と皇居を挟んだ反対側、武道館へ向かう。
凛として時雨 Tour2013''Dear Perfect''

                             
                                   
たびたび触れている『凛として時雨』は男女ツインボーカルの轟音ロックバンド。自虐的だけど自慰的でない歌詞とファルセットのボーカルとシンクロする轟音がお気に入りなのだ。だが20代前半が中心の客の中に混じると、最初はさすがにちょっと恥ずかしい(笑)。この前 映画『オース、バタヤン』を見に行ったときは客層はお爺ちゃん、おばあちゃんばっかりでボクが一番若かったんだけどなあ(笑)。
デモに参加した後 2時間 立ち続けのコンサートはさすがに疲れました(笑)。