特別な1日  

-Una Giornata Particolare,Parte2-

FRYDAY’S VOICE:★0419 大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議

今日 ニュースを見ていたら安倍が『日本が成長するためには女性の活用が必要。そのためには待機児童を5年でゼロにする』と言っていた。一瞬 我が目を疑ったが(笑)、これ自体は正しい。
労働力人口が減っていく日本で経済成長をしようと思ったら、労働力を増やすのが最も確実で、それには女性の社会進出が必要なのは言うまでもない。それを阻害していた原因の一つが待機児童の問題だ。今まで家族の伝統的な価値(笑)がどうのとか言ってた安倍がどういう宗旨変えだろう、と思うが、正しい方向へ向かうこと自体は結構だ。もちろんアベちゃんが自分の頭で考えているのではなく、ハーヴァード出の塩崎とかが振付をしているのだろうけど、リベラルな価値観を打ち出そうとする政党はますます困るだろうな。どこまで本気なのかわからないが選挙対策としてはうまい。
だけど、保育所や育休を拡充するだけで、どうにかなると思ったら大間違いだ。
男が家事をやらなければどうにもならないのだ。そりゃあそうだよ。女性に、働け、おまけに家事もやれ、じゃ滅茶苦茶だ。その滅茶苦茶がまかり通ってきたからこそ、日本の少子高齢化が圧倒的なスピードで進んでいるのだ。
安倍ちゃんが、『男も家事をしろ』、『そのためには長時間労働を減らせ』というところまで言い出せば本物だが、ま、それはないだろう(笑)。本質の問題は一人一人の働き方なのだ。それに今からじゃ、もう、少子高齢化の勢いは止められない。
日本が衰退していくのは男が家事をしないから、なんだよ(笑)

                                                                                                                                                                                                                                                                                    
                                                                    
先週から始まった園子温希望の国)監督・脚本のTVドラマ『みんな!エスパーだよ!』を見ていたら、主題歌の歌詞で『今もずっと50基の核発電所、年に5000回揺れる列島』と堂々と歌われていてびっくりした(高橋優の『(where's) THE SILENT MAJYORITY?』)。こういうのを地上波でやってるんだから、園子温、さすが〜と思った。もちろんロックがそういうことを歌わなければ、ロックなんか存在意義がない。80年代初頭 サッチャーに反対しないロックなんか意味がなかったのと一緒だ。
そうしたら今日ツイッター沢田研二3月11日に出した新曲の題名を見かけた。『FRYDAYS VOICE
作詞は本人。もちろん官邸前抗議のことをうたっている。昨年のザ・タイガースの再結成ツアーでは各会場で原発反対の署名を集めていたらしい。やるな〜(笑)。ボクはいつもブログの表題が一番苦労するのだが、おかげで今日はあっさり『Fryday’s Voice』と決められた(笑)。

Pray

Pray

                                                                                                                                                                                                             
             

ということで今週も官邸前へ。★0426 大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議 | 首都圏反原発連合
この2、3日 東京は暑いくらいだったが、今日になって急に寒くなった。官邸前の温度は13度。ま、冬場のことを考えたら全然寒くない。ウォール街占拠でも冬を越すことはなかったが、官邸前の抗議は1年以上続いているのだ。凄いじゃないか。今日の参加者は先週よりちょっと少な目、官邸前2000弱、国会前1000弱、合わせて3000人くらいだったと思う。官邸前へ着いたのは6:15。いつもどおり最初は人もまばら。


●開始直後の抗議の列 後ろから前へ





●30分も過ぎれば、大勢集まって来て---




●お父さんと子供。お父さんは女の子を肩車してた。たぶん明日の新聞の写真は彼女じゃないか(笑)

●国会前。ドラム隊の伴奏で盛り上がる




共産党の笠井議員(右側のグレイのスーツ
国会側の横断歩道の通行は警官が規制しているのだが、笠井議員が渡ろうとすると警官は何も言わなかった。なんだよ、差別じゃないか!(もちろん笠井議員の責任ではない)

 
                                                                                                                                     

帰り際 人通りが寂しい歩道を一人でふらふらしている男の人がいた。何かと思ったら障碍者の人が6月2日の『原発国会大包囲』のビラを配っていた。『ありがとう』と言って受け取る。彼はここでずっと一人で配っていたんだよね。
いろんな人が自分のできることをやっているそれが一つになって金曜日の声になっているんだよ!
彼の姿を見ていると自然に頭が下がった。と同時にとても嬉しくなった。


●彼が配っていたビラ